Paint & Coatings Journalに当社創立100周年式典の記事が掲載されました。
技術志向を追求
フィルム用コーティングに活路
日本化工塗料創立100周年
日本化工塗料は11月24日、プレジール平塚で創立100周年記念祝賀会を開催した。社員、社友会、親会社の関西ペイント役員など約150名が出席し、なごやかに行われた。塩田淳社長は冒頭に、建築用塗料の調色でフル操業を続けるカンペ神奈川カラーセンターのスタッフが加われないことを詫びた上で「当社は法人化100周年を迎えましたが、創設は『堀田錆止塗料及ビ其塗法』で日本特許第1号を取得した堀田瑞松を前身としております。瑞松のあくなき技術への追求心は当社のアイデンティティとなっており、今後も瑞松の意思を受け継ぎ技術を追求する姿勢を打ち出していきたい」と抱負を述べた。続けて今期新役員に就任した会田陽彦常務と増田秀樹常務がそれぞれ管掌する製造部門、高機能性製品事業の成長戦略を紹介。高機能製品では、フィルム用機能性コーティングをブランド化し、実採用につなげている。来賓あいさつに立った関西ペイントの石野博
社長は「これから国内の塗料需要は、顧客ニーズがますます多様化し、より厳しく生き残りのための付加価値が求められます。100年にわたる先達の経営者ポリシー、社員のたゆまぬ努力に経緯を表するとともに、今後も独自の製品を生み出す経営理念を引き継ぎ、更なる発展に期待しています」と述べた。 その後、元社長の薮田元志氏の乾杯で祝会に移り、神輿の登場や抽選会を行うなど、若手社員が場を盛り上げた。