ペイント&コーティングジャーナルに当社記事が掲載されました。
ペイント&コーティングジャーナル 2021年 6月 2日号
機能性・UVコーティング特集に
「新規試験設備を積極導入、開発力強化/日本化工塗料」
の記事が掲載されました。
■新規試験設備を積極導入、開発力強化■
日本化工塗料の機能性コーティング事業がコロナ禍にあって底強さを見せている。
「咋期は、自動車生産台数の減少に伴いヘッドランプ用塗料が減少したが、
車載ディスプレイ用塗料は伸び率こそ鈍化したものの一昨年レベルを維持した」(担当者)と説明。
中でもディスプレイの“ぎらつき”を抑えるAGコーティング剤は、
カーナビディスプレイへの本採用を弾みに売上を伸ばしており、更に拡大につなげたい考えだ。
現在、同社が機能性フィルム用UVコーティング剤として上市するのは、
ディスプレイ用AGコーティング剤の他、加飾成形コーティング剤など。
民生用途から車載用途によって要求スペックが異なる中、
同社は難度が高いとされる車載向けの開発に注力。
UV塗料設計技術をコアに、近年、設備投資も積極化し、開発対応力を高めてきた。
担当者は「開発を成功させるためには、顧客との定量的なやりとりなくしては実現しない」と
定量化と顧客とのデータ共有のための各種試験機の導入を積極化。
今期は「加飾成形用途の開発スピードを上げるための加飾成形試験設備を導入する」と話す。
また、同社は、ディスプレイ技術の最新動向を伝える場として、8月から3回にわたり、
ディスプレイの光学測定事業会社であるアフロディと共催でWEBセミナーを開催する予定。
ディスプレイの視認性評価における“ぎらつき”の定量化手法の解説に加え、
フォルダブルディスプレイ向けなどの最新のディスプレイ用コーティング剤も含めた開発動向を紹介する。