ペイント&コーティングジャーナルに当社社長のインタビュー記事が掲載されました
ペイント&コーティングジャーナル 2021年 7月28日号「2021年夏季特集」に
当社代表取締役社長:塩田淳のインタビュー記事が掲載されました。
実績から需要開発につなげる
日本化工塗料
代表取締役社長 塩田 淳氏
昨年度の特に上期は、コロナ禍による自動車生産台数減少により、
ヘッドランプ用塗料と車載用途のフィルム用コーティング剤が大きく影響を受けた。
ただし、下期からは需要も回復し、今後のポストコロナでの需要増に加え、新規材での採用期待もある。
成長分野に位置づける機能性フィルム用コーティング事業では、
カーナビディスプレイ用AG(アンチグレア)コーティング剤の本格採用に続く次の弾づくりに注力している。
車載向けは、走行中における視認性の確保など車載用ならではの要求性能の高さが求められ、
この機能目標を達成することで、自ずと民生用途展開もスムーズになる。
当社は、このように難易度や付加価値の高い塗料市場での弾づくりと実績を重要視しており、
3次元加飾成形用コーティング剤の開発もその1つとして捉えている。
これらの高い要求性能に応えるためには、顧客要求に速やかにレスポンスできる開発環境・体制も必要。
数年前から耐候性試験機やコンバーティング多層膜材の物性を解析する新規測定機を導入し、
今年度も早々に加飾成形試験設備を導入した。
現在、当社強みの環境配慮技術であるUV硬化技術をより強化するとともに、バイオマス技術にも注目している。
今後も技術開発力を磨き、社会ニーズに応える製品力を強めたい。(談)