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ペイント&コーティングジャーナルにディスプレイWEBセミナーの記事が掲載されました。

ペイント&コーティングジャーナル 2022年 1月19日号

ディスプレイ防眩性の評価手法を解説 ぎらつき、鮮鋭度との両立図る

 アフロディ/日本化工塗料」の記事が掲載されました。

ディスプレイ測定事業を展開するアフロディと日本化工塗料は咋年12月14日、

第3回WEBセミナー「最先端ディスプレイ測定技術とアンチグレアコーティング剤の開発動向」を開催した。

高画質化を加速するディスプレイ開発において防眩性(映り込み)やぎらつきに対する技術対策が

重要になっており、同セミナーでは評価方法の実例や

アンチグレア (AG) コーティング剤の特性について解説した。

 

 第1部は、アフロディの嶋秀一社長がディスプレイの防眩性評価方法とその実例を紹介。

「測定には、外光に対する表面反射に加え、パネル内部の界面反射や内部反射の影響を捉える必要がある」とし、

表面・内部の反射を測定できる評価手法の必要性を指摘した。

 その中で同氏が有用な評価手法として挙げたのが変角光度計(ゴニオフォトメーター)並みの精度を持つ

SMS-1000の活用。「高額なゴニオフォトメーターに対し、SMS-1000は廉価ながら反射拡散を

正確に測定できる他、BRDFを測定できる」と紹介した。

性能面についてもゴニオフォトメーターとの相関性を示した上で、

「目視レベルとの相関性や正確な数値化ができる」とし、ディスプレイの関連部材も評価できる特性を伝えた。

最後に同氏は、ぎらつき、鮮鋭度、防眩性の関係について触れ、

「それぞれトレードオフかつ複雑な関係にあり、未解明の現象もある。今後データを積み重ね、

物理現象を数値化することが新しい知見獲得に寄与すると考えている」と締めくくった。

 

 第2部は、日本化工塗料の清水大介氏がAGコーティング剤の観点から防眩性について解説し、

「防眩性は塗膜表面の凹凸形状によって左右され、凹凸形状が大きいほど防眩性に優れる」と説明。

加えて粒子形状や添加量による関係についても指摘した。一方、凹凸の大きさが阻害する鮮鋭度、

ぎらつき対策との両立については「塗膜表面を均ーな凹凸形状にした上で、反射光を散乱させ、

透過光を散乱させない塗膜構造が重要になる」との見解を示した。

 

 なお、同WEBセミナーの好評を受け、2月22日(13:00-14:30)に

第1回「最新ディスプレイのぎらつきに対する定量化方法」を再開催する。

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