ペイント&コーティングジャーナルに当社記事が掲載されました。
ペイント&コーティングジャーナル 2022年 6月 1日号
機能性塗料・コーティング剤特集に
「バイオマス化に照準、提案力高める/日本化工塗料」
の記事が掲載されました。
■バイオマス化に照準、提案力高める■
「今期は成長した芽を確実に刈り取る」と話す同社塩田淳社長。
車載ディスプレイ向け防眩(アンチグレア)コーティング剤やセパレーター(工程フィルム・工程紙)用
ノンシリコーン離型コーティング剤は、新規顧客を着実に増やし、今後は自動車分野で期待される
加飾成形用コーティング剤など需要領域の拡充につなげたい考えだ。
また昨年は、ディスプレイの光学測定機器事業を手掛けるアフロディと共同でオンラインセミナーを開催。
光学特性測定技術とコーティング技術を融合した協業を通じて新規案件を獲得するなど、
技術発信から需要獲得に結びつけるノウハウに磨きをかけている。
そうした同社が今年から訴求を強めるのが、バイオマスコーティング剤。
今期から本格始動したESG経営を体現する施策として提案活動に注力する。
現在、バイオマス製品としては、得意とするUV硬化型ハードコーティング剤、
ノンシリコーン離型コーティング剤、ヒートシール接着剤などをラインアップ。
「顧客からの関心も高まっている」と、バイオマス以外の特性においても、
顧客メリットに寄与した改良を積極化している。
特にハードコーティング剤や離型コーティング剤は本採用に向け、
「ハンドリングや物性の面で従来品を上回る検証が得られている」と説明。
ブリスターパック用ヒートシール接着剤においては、フィルム基材、印刷インキを含め、
積層体の製造工程全体でのバイオマス化提案も行うなど、バイオマス技術を契機に提案力の幅を広げている。(談)