ペイント&コーティングジャーナルに当社社長のインタビュー記事が掲載されました
ペイント&コーティングジャーナル 2023年 1月 4日号「2023年新春特集」に
当社代表取締役社長:塩田淳のインタビュー記事が掲載されました。
早い段階で成功体験を
日本化工塗料
代表取締役社長 塩田 淳氏
自動車生産台数低迷の影響が続いている。次第に回復する見通しだが、
コロナ禍前の水準に戻るにはしばらく時間がかかると見ている。
特に当社においては、自動車ランプ用塗料が大きく影響を受けている。
元々、ランプの技術革新から塗料レスの方向にある市場だが、自動車生産台数の
減少が需要減を加速させており、収益構造のシフトが不可欠である。
そのランプ用塗料をカバーする存在として成長を顕著にしているのが、
フィルム用コーティング事業。車載ディスプレイ向け防眩コーティング剤も
自動車生産の影響を受けているが、それにも増して中国のローカルカーメーカー
向けの需要が急増。高級車から大衆車へと採用を進めるセンターインフォメーション
ディスプレイが需要を押し上げ、販路を広げている。
今年も足元の景況は予断を許さないが、ディスプレイ防眩用、更に離型用や
加飾成形用等の機能性フィルムコーティング剤に加えて、機能紙コーティング剤の
開発も強化する。技術、営業の連動を進め、受注率向上に努める。
一方、人材の採用、雇用の安定化は、当社の最重要課題。新卒採用だけでなく、
キャリア採用も積極化している。若手社員のやる気を引き出すためにも、できるだけ
早い段階で成功体験を得ることが重要。ものづくりの楽しさを若い社員にも伝えて
いきたい。(談)